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Posted by IKA
 
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あにぞーまにあっくすVOL7~師匠!
バカばっかりやっていたその頃に兄藏はシープスのO君からこれからの彼の生き方に大きな影響を与えることとなる、ひとりの「おもろいおっちゃん」を紹介してもらうこととなる

O君の近所に住むそのおじさんはパーマ屋兼ボレロ歌手でその人物こそ兄藏が師匠と呼ぶ

「アルバーソ・チカ」であった

そこに居るだけで場の空気が和む不思議な魅力をもった人だった、なんともいえない透き通った声で歌を唄い多くの人達に愛されていた

出会った頃はパーマ屋を営みながら副業としてギターを抱えボレロを唄っていた

そのパーマ屋さんの店先でアルバーソは兄蔵がそれまで全く知らなかった音楽をたくさん教えた

そして、いつしか一緒に営業を廻るようになっていた


そんな折、阪神大震災が起きアルバーソは店も家もすべて失ってしまい副業であった音楽を本業にすることを決意する

兄蔵はそんなアルバーソの生き様を目の当たりにし自分のあるべき姿を見つけ上京を決意したのではないだろうか


兄藏が上京して数年後アルバーソ・チカは営業先で倒れ一時入院する

「胃がん」だった

退院した後で、会ったときに「がんこしらえてもうてなぁ」と話ながら

それでも「こんなんなったらあかんでぇ」と兄藏のことを気にかけていた

それから数ヶ月後ある新聞の記事で「入院先の病院からも歌を唄いに出かけている、末期がんの歌手」として紹介されていた

その記事の写真には見る影も無くやせ衰えた彼の姿…

すぐ東京の兄藏に連絡すると、兄藏も実家から新聞を送ってもらってその記事を読んでいた

兄藏が帰阪し見舞いに出かけた


そして病床に臥すアルバーソから驚くべき話をされる

「今度の三木山でもう最後やから一緒に出ぇへんか」

三木山とは彼が開催のきっかけを作った三木市三木山森林公園で行われている「フォルクローレ音楽祭」のことで彼にとって深い思い入れのあるステージだった

開催は数日後、奇跡的なタイミングで二人は同じステージに立つことになる

当日、出番を待つ楽屋でも兄藏のボータイの結び方や衣装の着こなしに気をかけ、いつもとかわらず兄藏にわがままや憎まれ口をたたくアルバーソ

そして最後のステージへ

ギターを抱え、張りのある信じられないほどの透き通った声で唄うアルバーソ

師匠の後ろ姿のずっと見つめながらギターを弾く兄藏

予定の2曲を歌いアンコールに応え「コーヒールンバ」を二人で唄い

「また来年もお目にかかります、アミーゴ!」と挨拶し大きな拍手に送られステージを後にした

アルバーソは晴れ渡った空の下で新緑の公園のあちらこちらで思う存分歌を唄い大勢の「アミーゴ」達に見送られながら帰路についた





それから一月足らずの、2003年6月12日アルバーソ・チカは音楽と多くの人々に愛された53年の人生に幕を下ろす







…7回忌を迎えた今年の命日は兄藏の「Dear Twilight 」発売記念ライブの日

そのことに気がついて二人で天を仰ぎ見た

「絶対どっかにおるで…」

アルバーソはまだまだ兄藏のことが気がかりのようだ


アルバーソが元気だった頃の記事がまだネットにありました 


Posted by IKA
comment:2   trackback:0
[あにぞーまにあっくす
comment
Re: あにぞーまにあっくすVOL7~師匠!
アルバーソとは音楽も、道も環境も全然違うけど

あの人の背中を見てわかった

音楽家は自分の好きなことをやっているだけで
誰かのためにもなっている

自分の好きに覚悟と苦労と比例して

すてきな笑顔で「ニコ」ってしてもらえる

誰かのためになんておこがましいことはまだ言えないけど

みんなのニコニコが、また僕の力になってくれているのは間違いない

ありがとーじゃ足りんけん

まずは感謝を込めていいライブするよ
2009/10/02 23:49 | URL | edit posted by ふらんすましーん
人の喜ぶ顔ってチカラになるねぇ

きっと私は兄藏とアルバーソに関してはそれを聞いているお客さんを見るのが好きなんだなぁ

だからこんな面倒くさいことも楽しめる

若い頃にアルバーソに出会わなかったら、きっと「つまらんおっさん」になってたやろうね
2009/10/03 21:01 | URL | edit posted by ika
comment posting














 

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